車検のコバックが価格破壊に挑戦
ある牛丼のファーストフード店は、「うまい」「はやい」「安い」をキャッチフレーズに全国展開を遂げました。
それは国民的な食べ物の代名詞ともなり、さまざまな角度から経営手法が分析されています。
とりわけ価格が安いというのは、消費者にとって大きな魅力であり、それが大ヒット食品となった最大の理由と考えられます。
安いのに美味い、換言すればコストパフォーマンスが良いと換言できるでしょう。
車検のコバックは、料金が業界でも屈指の安さを誇ることで有名です。
他社では真似のできないくらい安いのに、技術力が高く「上手い」のです。
なぜこれほどまでの「安さ」と「上手さ」を誇れるのか、それには当然のことながら大変な企業努力が潜んでいます。
車検にかかる業務をすべて正社員が行っていては、人件費がかかるばかりです。
業務を細分化・マニュアル化すれば、正社員が成すべき業務・アルバイトが行える業務に分けることが可能です。
また、ひとりが全ての業務を行い1台の検査を完了させるよりも、3〜5人の人数でムダを省くことで検査時間が大幅に短縮できます。
これにより検査を行える自動車台数が増え、全国で1,200万台もの車検実績を誇っているのです。
職人がひとりで家を建てるのではなく、作業を分業化しリードタイムを極限まで短くしている点に、コバックの企業秘密が隠されているようです。
アルバイト等の非正規社員を教育するのは簡単なことではありません。
しかし、正社員の熱意とやる気が彼らのポテンシャルを最大限にまで引き出し、業界ナンバーワンと呼ばれる企業にまで成長させているのです。